[記事の要約]
- インボイス制度はアニメーターにとって良い制度ではない
- インボイス制度により、廃業を考えるアニメーターがいる
- インボイス制度はアニメ文化を衰退させる危険性がある
インボイス制度導入によりアニメーターが消滅する?
アニメーターは免税事業者です。
よって、インボイス制度が開始されることにより、生活できなくなるという声があります。それは経費のすくないアニメーター独特の悩みともいえるでしょう。
なぜなら、課税事業者になるか、免税事業者のままで消費税分の値引きを受け入れるかの2択に迫られているためです。
この選択はどちらもアニメーターにとって良い選択になりえません。
アニメーターの収入相場
新人アニメーターの収入の平均年収は125万ほどです。また、全体的にみても440万になります。
一般的な新社会人の年収が200万~250万であることに対し、アニメーターの同額の収入をもらっている人は、全体の約25%ほどなのです。
また、20代を中心に比較しても、約8割が300万未満と回答しており、かなり全体的に低い収入となっていることがわかります。
廃業を意識するアニメーターもいる
そんな中、インボイス制度の導入により、廃業を視野にいれるアニメーターもいます。
もとより時間のないアニメーターたちは、インボイス制度の事務作業に時間がとられることを懸念しているからです。
また、経費の少ないアニメーターにとってか課税事業者になることは金銭面的にも苦しいという理由があるようです。
アニメーターの間でインボイス導入に反対する声が上がっている
アニメーターたちの約90%は、インボイス制度に反対しています。
これには、アニメ文化が衰退する可能性を危惧している声もあります。
まとめ
アニメーターは現在、免税事業者ですが、インボイス制度に対応し、課税事業者になると、経費が少ない,収入が少ない、などという特徴もあいまって、金銭面的にも厳しくなります。
これは、新人の参入がさらに難しくなり、アニメ文化の衰退の危機に直面する可能性を秘めています。
実際、廃業を考えているアニメーターが半数以上いる現状があり、インボイス制度はアニメ業界にとってあまり歓迎される制度ではないようです。
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